想いもよらないS様からのお声掛け

1年に一度ほどご連絡を取り合っているS様より、お孫さんの為の物件をご購入されたいとの声がけを頂けた。
約6年前にご所有であった最上階角部屋の香川県のワンルームマンションを買取させて頂いた事がきっかけで現在に至る。同室はリフォームの必要があったものの、大学の横と言う立地でもあり購入させて頂いた。しかし、地方特有のルールや地場業者が自社物件にしか賃貸を入れないなどの理由で約1年半近く賃貸も付かず、赤字で何とか売り抜けた。

そんな状況を見兼ねて「すまんな」などと当時言って頂けており、そこから不動産とは無関係な話を含めて父親ほどの歳の差があるものの、屈託の無いお話をする関係が続いていた。個人的にもお仕事に繋がるなどとは期待して居なかったが、最近はお中元のやり取りもあり、宅建試験終了直後の苦しい時期だっただけに、お声掛けが何より嬉しく、改めて不動産屋はご縁を大切にし、末長くお付き合いする仕事である事が思い出された。

こんな時にも動画が便利！？

点と点が繋がるとは、こう言う事なのだろうか。香川県に現在もお住まいのS様。そう簡単に物件を見に行きて頂く訳にも行かない。しかし、お孫さんのご勤務先のあるエリアについて全くご存知では無い。おのずと図面だけでのご提案には限界がある。
そこで動画での物件のご紹介。今回はお探しする範囲も明確であり、お部屋の希望条件も分かりやすい。お気に召す物件があるかは分からないが、物件数は限られる。

ただ、お孫さんのご勤務先には徒歩30分圏内に最寄駅が無く、バスを乗り継いで向かう事が出来る鉄道の最寄駅は4つある。いずれも個人的に訪れた事がないが、利便性が高そうな鉄道駅近辺の物件をお探し。恐らく街の紹介を含めると数日がかりの調査・動画作成となりそうだが「ここまでするS様と繋がりがある不動産営業がいるか？」と自問自答するとNoだった為、これは自分にしか出来ない事であり、頼られたからには自分なりの価値として、いい意味で期待を裏切っていきたい。