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車椅子で生活をすると言う事

  • 2023.11.07
  • 藤居 琢也

共に生活をされているからわかる事

本日はY奥様への物件のご案内。先日ひと足先にY様に3物件のご案内をさせて頂いており、その中でY様にお気に召して頂いた物件をY奥様に再確認して頂く事が本日の目的。車椅子をご利用されているY奥様が生活される上でご不便が無く、気になる点が無いか?駅までの道が平坦であるか?最寄駅がバリアフリーであるか?エレベーターまでに階段や段差がないか?室内に15cmを超える様な段差が無いか?などを念頭に置いて物件をお探ししていた。

Y様に3物件をご案内するまでは、どの物件も車椅子のご利用には問題が無いと思い込んでいた。しかし実際に生活を共にされているY様に見て頂くと、エレベーターが狭く車椅子の乗り降りが厳しいかったり、室内通路部分の横幅が狭く室内用車椅子が利用出来なかったり、お伺いしなければ分からない問題点多々あり、今回の1物件をY奥様にご内見頂く運びとなった。

当事者意識になれねば分からない事

車にご乗車いただく前に、Y様に車椅子の折り畳み方や車への搬入の仕方を伺い、ご案内前は物件近くのパーキングに車を止めた。物件までは200m程。車椅子は私に押させて頂いた。すると、思いもしなかった事でハッとした。物件までの幹線道路沿いの歩道。幅員も十分ある。しかしそこには幹線道路沿いだからこそある複数店舗から車道に向かってのスロープのアップダウンや黄色い点字ブロックによる凸凹が続いていた。正直、歩いていただけでは見落としていた。

車椅子を押させて頂く事で、それらの小さな障害物がとても怖く見え、車椅子を転倒させない様に注意している自分がいた。Y奥様から「分かって貰えましたか?」とのお話が心にささった。物件自体はお気に召して頂け、買付を頂けた。しかし、エントランスにあるスロープも実際には傾斜角度もかなり重要である事も分かった。車に戻る際、幹線道路を避けた歩道の無い裏道をご確認頂き、コチラなら駅までも安心との言葉を頂けた。Y様、本日は誠にありがとう御座いました!とても勉強になりました。

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