JOTO×住まい

BLOG

日報ブログ

2つの事情

  • 2023.01.24
  • 新井 健史郎

金額交渉付きの申し込み

お客様から連絡があり、買付の申し込みをいただいた。昨年9月にスーモからマンション購入の方でお問い合わせをいただいたところ、既に自宅を所有しており、先に売却のお手伝いをしたお客様。売却は無事に高値で成約となり、購入の方を探していた。年明けに内見した物件を気に入ってもらい、正式に申し込みをいただいた。申し込みを貰うのも今回が2回目で、1回目は売主様と話が折り合わず、見送りとなっていた。

今回購入希望の物件は、1回目の物件と同じマンションたがリフォームを行なっており、金額が1,000万円ほど離れてしまっていた。予算が合わず、物件の価格交渉を200万円と大幅に含んでの申し込みとなった。売主様は不動産会社で、事業として販売を行なっているため、成約は難しい可能性もある状況となってしまった。売主様にとって条件が厳しい部分もあり、2、3日ほど検討していただけるとの回答をもらい、お客様へ返事をした。

それぞれの事情

買主のお客様の状況としては、自宅の売却に伴い、荷物を貸し倉庫へ預けている状態が12月から続いていた。住宅ローンは無くなったものの、毎月倉庫を借りる費用がかかってしまうため、一刻でも早く次の物件を購入したいところ。遠くでお住まいのお母さんに、東京の近くに住んでもらいたいとの気持ちも、12月にお客様にディナーをご馳走になった際に聞いていた。自宅売却の時から何度もお会いしていることもあり、今の希望と考えを痛いほど理解していた。

売主様は不動産会社で買取再販として、数字や利益は特に意識されていると思う。やり取りを行う中で、これまで惜しいお客様がいた話なども聞いていた。普段は逆の立場で売主として販売を行なっていることもあり、気持ちは痛いほどわかる。金額交渉を含めての申し込みとなってしまい、大変申し訳ないと感じた。仲介の仕事は、両方の事情を汲み取らなければならないので、共に話し合いをしながら、無事に成約出来るよう、調整していきたい。

一覧に戻る
関連記事

2023.05.22

内見が楽しみです
新井 健史郎

2023.01.09

同級生からの自宅購入相談
新井 健史郎

2023.04.16

無事に契約できますように
新井 健史郎

Copyright © TwinCompany All Rights Reserved.