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賃貸借契約解除のご相談

  • 2023.09.09
  • 藤居 琢也

弁護士への相談

朝から代表の芳賀と共に弁護士先生の元に伺いご相談。相談内容は昨年弊社が購入したファミリー物件の賃借人と長期間連絡も取れなくなっている件。賃貸料も相場よりも6万以上安く、賃料の改定も含めて賃借人との交渉を昨年5月にスタート。しかし3か月もする頃には電話にもでず、郵送資料にも連絡がこなくなっていた。転機があったのは今年の2月。室内で水漏れが起き、下の階のお部屋にまで浸水した事で、修繕してくれと連絡がきた。

室内に初めて立ち入り、漏水箇所と下階の方のお部屋の修繕工事を行なった。しかし、漏水の原因が目視では確認出来ない場所で異なる金属同士が接触している事で起こった電食が原因である可能性をリフォーム業者から指摘を受けた。仮にその場合、再発の可能性もある。そして、何より室内に立ち入った際に確認が出来た室内は、真新しい多数の造作が行われたお部屋だった。お住まいになられて20年近く。それでも賃借人には変わり無い。

無断造作された部屋

部屋を借りている以上は、室内の工事には家主の許可が必要である。また、借主の名前と電話番号しか情報が無く、勤務先、連帯保証人、生年月日、住民票の開示、身分証明書また1人でお住まいとなっているのに同居されている女性の素性についても書面にて届出をお願いした。にも関わらず、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ようで、工事が終わった途端に連絡が取れなくなり、約半年が経過した。賃借人の情報も分からずじまい。

流石にこのままではリスクが高すぎる為、弁護士先生にご相談。知らなかったが、賃料の値上げは請求を行った時点から発生するらしい。無論、請求賃料が妥当と認められなければならないが、連絡がつかない期間も差額の賃料が発生している事となるそう。無断造作の事実証明の為に、前所有者への聞き取りと資料を集めてからとなるが、契約解除の方向で動くこととなった。私事ながら、夕方から気分が優れず、妻と娘がインフルエンザとなっていて、台風の話もあった為、本日は早めに帰宅して業務を終了。

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