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胸が熱くなった出来事

  • 2023.10.29
  • 嶋村 友章

キャプテン翼ゆかりの地での案内

物件の案内で何年ぶりかに訪れた駅に着くと、その駅は装飾が全てキャプテン翼になっており、おまけに列車到着のアナウンスも翼くんの声でした。
漫画の必殺シュートを真似た、ど真ん中の世代としてはテンションが爆上がりでした。
改札を出ると、初めましてのお客様が既にいらっしゃってました。
初対面は険しい顔でしたが、駅からマンションに着くまでの中で、物件探しの理由から身の上話まで伺っていく10数分の中で、めちゃくちゃ陽気でフレンドリーに変わっていました。

20年以上、日本にいてバングラデシュ出身だそうですが、日本人の私よりも流暢な日本語を話し、日本人の特性を理解していて、逆に日本の文化に自らがアジャストしていっているようなところにとても人間味を感じました。
道中で、すれ違う人達の何人かが顔見知りのようで挨拶していて、日本人よりも下町にフィットしていたので、地元愛の強さが伝わってきました。

お客様の友達から言われたグッときた言葉

案内したマンションは管理はしっかりされていたものの、室内はリフォームが必要でした。
現地で合流した不動産に詳しそうなお客様のお友達とお客様が母国語でやり取りして、お友達から物件についてや支払い面についての質問を、私は淡々と答えました。
最終的に後日、銀行の審査をして購入に向けて段取りを組んでほしいとのことでした。

聞けば同席のお友達は、本業とは別にご自身で近所に戸建てを買い民泊などをしつつ売却益を出しているそうです。
案内したマンションからすぐ近くに買ったという、リフォームしたばかりの住居兼オフィスになりゆきで急遽、寄らせてもらうことに。
滞在時間は10分ほどでしたがその間、次から次へとお友達がいらっしゃってパーティが始まりそうな雰囲気でしたので、キリよく失礼させていただきました。
帰る際に、その友達から「彼のために全力でサポート頼むよ」と言われた言葉が、私の胸に深く響きました。

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