物件を選定する意味

昨日お電話させて頂いたK様の物件の選定とご紹介動画の撮影。当初ご希望されていらっしゃったお部屋のお広さやご予算から大幅に上方修正頂けたお客様。元々、お車での移動がメインの為、駅徒歩は30分までとの条件で城東エリアを中心に物件資料をお送りしていたが、今回は江東区と台東区に限定してより具体的な条件を頂けた事で物件の選定が楽になった。また、ご両親のご資産整理の現金でご購入の為、お気に召して貰えるとお話ははやそう。

江東区と言えば地下鉄8号線の話題がよく上がる為、K様にもそのお話をさせて頂いたところ既にご存じだった。実際にお調べしてみると江東区の物件は大規模なマンションが数多くあり、魅力的な物件を絞り込む方に苦労した。個人的にマーケティングの分野では常識である「ジャムの法則」は不動産でも言える事だと考えており、お客様に頂いた条件に近い物件の資料を全てお客様にお送りするよりも個人的に良いと思う物件の深掘りをする事が多い。

メリットとデメリット

該当する物件数が片手ほどしか無い場合は全てご説明してご提案をする場合もあるが、ポータルサイトが充実している昨今、一部の未公開物件を除き資料を送るだけの業務に価値は無いと思われる。
図面の綺麗さ一つで内見希望は頂けても、決断に至るにはお客様に寄り添う気持ちで「なぜ？何を？いつまでに？」を理解し、何を受け入れられるのかを理解する必要がある。
プロである以上、良い部分とダメな部分を明確化させ、物件を絞り込む事が私の価値。

そんな気持ちを胸に6つのお薦め出来る物件に絞り込み、動画物件紹介の撮影を行った。お電話でとある物件が気になっていたが、売れてしまったと言われていた物件の一階上の同じ間取りのお部屋が同じリノベ会社より売りに出ていた為、そちらも添付。ただ、分かりにくいデメリットの部分も多く、否定する事なく注意点として動画内ではお話をした。いずれの物件も素敵だが、内見しなければ分からない部分もある為、実際のご案内に繋げて行きたい。