管理人様からのお話を伺う

先週より広告掲載を承諾して頂き、ポータルサイトに掲載させて頂いている物件の現地調査。通常は現地調査までは自社の物件で無い場合行わない事が多い。しかしコチラの物件には間取り図が無い。売主側の中国人業者様に伺っても「弊社にも無いので、現地で確認して作ってください」と言うかなりの塩対応。価格帯はお安いものの、ポータルサイトに間取りが未登録ではお問い合わせも頂きにくい。苦肉の策として管理会社様にお伺いするも分からないとの事。

そこで管理人室の連絡先を伺い、お電話させてもらう。かなり元気の良い管理人様。間取り図の件と号室をお伝えするも、参考となるものは無いとの事。しかし、号室を聞くと当該のお部屋をご存知だった。どうやら以前の賃借人様の件でトラブルがあり、それによってマンションの管理規約までが改定される事にまでなったそうな。そして、所有者様や賃貸の管理会社様とも口論となった現在に至るまでの詳しいお部屋の経緯を教えていただけた。

国際化でこれから起こりうる問題

コチラのお部屋は所有者様、賃貸管理会社様、賃借人様の全てが中国人の方だったとの事。しかし、賃借人さんは日本語が分からない人だったらしく、ゴミの分別や出すタイミング、深夜に不特定多数のマンション居住者で無い人を出入りさせる行為、玄関のドアを開けっぱなしにする事、騒音などでトラブルが続いたとの事。注意しても日本語が通じず、翻訳してもまともに話を聞いてもらえない。

賃貸管理会社も共用部の取り決めを説明しておらず、総会で議題に上がっても所有者様は中国にいて出席もされない。やむなく、管理規約を守る為の日本語が理解出来ない人を賃借人には出来ないルールへと変更したとの事。売却理由が分かった気がする。多国籍の住人が増えて来ている現代では特に今後起こりうる問題。国際化と聞くと聞こえが良いが、問題も多い。間取り図に関しては現地調査を行い東京カンテイ資料を元に再作成してポータルサイトに登録。本日は終了。