JOTO×住まい

BLOG

日報ブログ

誰も悪く無いだけに・・・

  • 2023.07.29
  • 藤居 琢也

突然のご連絡

明日ご契約予定であったI様。今回は売主様のお仕事のご都合もあり、持回りでのご契約。本日朝から売主様にはご契約をして頂いていた。するとI様よりLINEが。「ご家族様全員がコロナになってしまった」とのご連絡。最近ニュースでコロナの感染者数について目にする事も少なくなっているが、周りでコロナ感染の話を耳にする事が多くなってきている。まして東京。いつ誰が感染してもおかしく無い。しかし、ちょうど売主様のご契約が終わられた頃。

元々一番手の買付が入っていた方が事前審査を済まされていなかった為、I様が1番手に繰り上がりしてきた経緯があった。人気物件をお預かりされている売主側の業者様としてはより安全な買主様を優先されたい気持ちも、聞かれるであろう事も分かる為、事前にI様にご確認。「必ず聞かれるので、お聞きします。契約を進められるご意向にお変わりはありませんか?」すると「本当に楽しみにしていて、むしろ契約を無事終わらせて安心したい限りです。」とのご返信。

全員が契約を進めたくても進められない歯痒さ

私の独りよがりになっていないか?と自問自答していた為、一安心。お客様と同じ方向を見れているのであれば、あとは何とかするだけ。ただ、胃が痛い。売主側業者様に事情をご相談するとやはり「本当に契約は大丈夫なんですか?」「いつ契約出来るんですか?」とのお話になる。本心は「それは分かりません。家族全員40℃近い高熱だされていてそれどころじゃ無いですから!」と言いたい。

でも言えない。私の回答如何で2番手の方が買主様に繰り上がってしまう可能性もある。ようやく「この物件が良い」と言って頂けた気持ちを無駄にしてしまうわけにはいかない。ただ、そんな現状をご家族様全員が床に伏せって苦しまれてる買主様に長いメールでご相談する事も出来ない。いったんコロナの現在の待機期間と言われている5日間が過ぎる頃までにご契約を完了させるお話とした。売主側業者様は月内の数字が必要なのでしょう。誰も悪く無いだけに、苦い気持ちとハラハラだけが残った。

一覧に戻る
関連記事

2023.07.01

尖ってるリノベ物件調査
藤居 琢也

2023.11.24

リスクある物件と意思疎通
藤居 琢也

2023.06.11

穴があったら入りたい
藤居 琢也

Copyright © TwinCompany All Rights Reserved.