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ママ友ネットワーク最強説

  • 2023.09.25
  • 藤居 琢也

築古物件の維持管理の一つの答え

本日はG様への物件のご紹介。お待ち合わせ時刻よりもかなり早めに物件前に到着。偶然ながらちょうど定期総会が1階で開かれており、外からでもガラス張りの部分から30人ほどのご出席者の方が見えた。総戸数が260戸弱と考えるとそこまで多くは無いのかも知れないが、投資用物件などの定時総会と比較すると、ある程度は建物管理に積極的にご参加されている方々がいる事が分かった。

築50年近くの物件にも関わらず宅配ボックスが完備され、メールボックスもエレベーターも新しい物に付け替えられ、玄関ドアもプッシュプルドアに交換されていた。共用部分の廊下もメンテナンスが行き届いており、かなり管理状況が良い。しかし、事前に売主様より重要事項調査報告書を頂いた「管理組合の借入金」の部分には1億近くの金額の記載がある。また、耐震診断の結果、強度不足となっており、その為の補強はされたとの記載も見受けられる。

不動産屋として出来る事、出来ない事

どう判断するかは買主様によるが、かなり積極的に理事長や組合の方々が建物の維持管理に向けて動ごかれて来た事が分かる。膿を出し切り、今後安心して住める建物にする!と言う気迫を感じる物件。一通り建物の外観やゴミ捨て場をチェックし、空気の入れ替えを兼ねて先にお部屋に向かうと、リノベーション済みの素敵なお部屋が広がっていた。お待ち合わせ時間となり、G様にお部屋をご紹介すると「こんなにもリノベーション物件は綺麗になるんですね!」とのご反応

詳しく伺うとG様の地元の為、お知合いもお住まいとの事。どうやら事前にご友人の方々から情報収集されており、同室の前々所有者の事や5年前に今回の販売価格よりも200万円近く高い金額で別の部屋が売り出されていた事、飛び降り事件があった事も確認されていた。プロ顔負けのG様のリサーチ力に驚きつつ、懸念点や管理体制の見解についてご説明させて頂き、最後に室内説明動画を撮影。ご主人様とご相談の後、ご連絡いただく事となった。ご地元のママ友ネットワークは最強かも知れません。

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