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求められるからこそ頑張れる

  • 2024.02.20
  • 藤居 琢也

多くのハードル

先日動画にて物件のご紹介をさせて頂いたS様。一つ一つの現地調査の動画を見返して頂け、リスクも全てお話しした上でご購入をされたいとのお話を頂けた。一度も物件の現地案内をせずにご購入希望のお話となったのは初めて。ただ、実際のお手続きにはまだまだ越えなければなら無いハードルが複数存在している。その中でも住宅ローン審査は最も高い障害の一つであり、私も今回のケースは初めての為、各金融機関に電話で確認。

お取引のネックは2つ。①S様のお住まいが海外であり、ご帰国前に住宅ローン審査を通す必要がある事。②購入をご希望の物件が既存不適格に当たる旧耐震物件である事。
ご購入希望を頂き、詳しい物件調査を進め始めた当初は前面道路が緊急輸送道路に指定されている旧耐震物件であり、耐震診断が義務付けされている為、かなりのヘビー案件でご融資が本当に通るのだろうか?と頭を悩ませた。診断結果は大抵の場合、現行の耐震基準に満たない事が多い。

ご家族のために

しかし幸い耐震診断を行った結果、現在の耐震基準強度を満たしているとの判定が出ていた為、一安心。それでも国内に住所が無い場合、融資審査対象外との回答を頂く金融機関も多く、最終的に三井住友銀行とフラット35に事前審査をお願いする事とした。ただ、どちらの金融機関のご担当者様からも積極的に事前審査に取り組まれたいと言う訳では無さそうなご回答。理由は初めてのケースであり、時期的にも忙しい。

それでも頭を下げつつ、事前審査のお申し込み方法や必要書類を教えて頂けた。給与証明書もS様より頂いていたが、海外赴任手当の金額が分からない書面ではNGと言う事も初めて知った。分からない事や調べる事ばかりだが、S様も積極的にご協力いただけ、本当にお求めである事が分かる。私の娘と近いお嬢さんがいらっしゃり、ご家族の為に日本での新生活の基盤を固められたい気持ちは痛いほど分かる。私にできる事であれば精一杯ご協力したいと思えるお客様との出会いは貴重であり、良い結果を目指して頑張っていきたい。

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